第1期隊員の最終回 〜結局、移住&地域おこし協力隊ってどんな感じ?〜
こんにちは、笛吹市地域おこし協力隊の木村です。
大変ご無沙汰しております。 更新が滞り申し訳ありませんでした…。
ブログをさぼっている間に何をやっていたかと申しますと、、、
・ふえふきマスタード工房の開発、販売(6次産業)
をメインにやっておりました。
そして、あれよあれよという内に2019年3月末で、任期満了に伴う退任となります。
ということで、いきなりですが最終回となる記事を投稿。
山梨県笛吹市に移住して地域おこし協力隊になった個人的な感想をつづります!
移住して3年経ちました
これまでの記事に書いた通り、良いところもあれば不便なところもありますが、「住めば都」とはよく言ったもので、慣れます。
今は「東京なんて、よく住んでたなぁ。人多すぎで無理」っていう感じです。
笛吹市は“THE農村”というよりは、地方都市っぽい匂いもある土地なので、馴染みやすいのかもしれません。
都会から地方へ移住したい方は、やはり初めは地方都市からスタートするのが良いと思います。住んでみて「やっぱりもっと田舎っぽい場所がいい!」という場合は、住みながら周辺をサーチしてみるのがオススメ。人が少ない地域だと家を見つけるのも大変なので、ゆっくり動かざるを得ないこともあります。
仕事はなんとかなりそうな、ならなさそうな
移住するとなると、お勤めしている方は転職問題が立ちはだかります。
前も書いたかも知れませんが、仕事はなくはないです。むしろ人手不足という話もよく聞きます。選ばなければ仕事はあります。
そして地域おこし協力隊はある意味「移住後の仕事」としてポピュラーになりつつありますが、長くても3年間の任期です。任期中は国(または自治体)からお給料がもらえますが、3年後は特に決まりはありません。何もしなければ、当たり前ですが無職&無収入…。
私もいよいよ真剣に考えないといけない段階です(むしろ遅い)
ブログをサボっている間に一生懸命やっていたマスタード作りで一応は起業しますが、すぐに生活できる収入にはならなさそうです。
これからどうなるんでしょうね(白目)
移住ブームは終わってるかもだけど、だからこそオススメ
私が着任した3年前は、メディアをはじめ色んなところで「移住」「移住」というワードが流行っていた気がしますが、最近はちょっと落ち着いている感じがします。
ちょうど3年前くらいに立ち上がった移住関係のポータルサイトを久しぶりに見てみたら、「閉鎖のお知らせ」が出ていました。やっぱりそういうことなんだと思います。
そもそも人生かかっている移住を、ブームに乗っかってするのは不自然な気もします。
ブームが落ち着いた今だからこそ、冷静な目で移住を検討できるチャンスだと思います。
そして個人的には“巡り合わせ”っていうのも案外大事ではないかと思っています。
協力隊は人生の王道レールから外れてしまった人ほど有利?
地域おこし協力隊という制度は賛否ありますが、私はなって良かったと思います。
大学も出ず、職歴も大して積まず、二十数年生きてきた上で、今からでも「好きな事を仕事にできる」と気づけたのは大きな収穫でした。
これまでは、雇われるだけが仕事だと思っていましたし、楽しくなくても日々一つの事を続けるのが仕事だと思っていました。
でも今の時代、何個仕事をしたっていいのだし、雇ってくれるところがなければ自分で仕事を起こせば良いのです。
そしてそのフィールドとして、私は地方が輝いて見えるのです。
私はほどほどの収入で、ほどほどの暮らしを、自分だからできる仕事で営んでいきたいと思っています。そういう人にとって協力隊という制度は3年間、猶予をもらいながら自分の生き方を模索できるチャンスだと思います。もちろん地域を想う気持ちを抱きながら活動するのが前提ですが。
逆に大学出て、ちゃんと会社で長く働いているような、人生の王道ルートを疾走中の人には、協力隊ってオススメできないかもしれません。だってそういう“普通”と言われる人生を歩むのは結構難しいと思うので、あえてそれは捨てなくても良いかなぁと思います。
ある意味開き直っちゃっているような人には、協力隊は楽しめると思うのでオススメです(笑)
というわけで、最終回はおしまいです。
一応、最後のご挨拶と今後の活動などを今月中に再度更新します。
それでは!