山梨県笛吹市 地域おこし協力隊

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グルメも充実!笛吹市芦川町を巡る旅に行ってきた

すっかり春ですね!笛吹市地域おこし協力隊・移住担当の木村です。

 

4月9日に行われたツアー「山梨で田舎暮らしを考えてみる旅~兜造りの里、春の芦川散策編~」に参加してきました。

これまで何度か訪れていましたが、このようなイベントとして芦川を見るのは初めて。その様子をざっくりレポートしてきます!

 

山梨で初めて路線バスに乗ってみた 

ツアーの集合場所は芦川町の農産物直売所「おごっそう家」。

車で行こうかなと思ったのですが、「そういえば山梨に来て路線バス乗ったことないなぁ…」と思い立ち、バスで行ってみました。石和温泉駅付近から乗ったのですが、乗っているとガンガン料金が上がっていき、最終的には800円ぐらい支払うことに。路線バスと思ってなめていた…。そして車がないと山梨暮らしはきつい…。

お天気はあいにくの雨で、標高が上がるにつれ霧が濃くなり、ハリーポッターにでてきそうな幻想的な世界でした。

 

"きんちゃん"に連れられて芦川探索

 集合場所には20名弱の参加者が。田舎や移住に興味のある方々が中心です。

そこから徒歩で芦川探索がスタートしました。案内役は芦川の名物ガイドさん"きんちゃん"。芦川特有の細くて坂になっている道を1時間ほど歩きました。

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 ↑芦川の塔婆について説明するきんちゃん

芦川では二股になっている塔婆を使う習慣があり、二股の部分は"あの世"と"この世"を表しているとか。

 

古民家で食べたゴボウが美味しかった

 休憩ポイントは古民家「藤原邸」。芦川の"藤原さん"が所有していた茅葺屋根の古民家を改修した建物で、現在はコミュニティスペースとして活用されています。

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中に入ると、地元の方がお茶を淹れてくれることも。この日は沢庵とゴボウのきんぴらも出してくれました!おばあちゃんが囲炉裏で作ってくれたきんぴら、優しい味で美味しかったです!

 

香茸の炊き込みご飯が絶品すぎ!

 藤原邸から少し歩いて、再びおごっそう家へ。お待ちかねのランチです!

直売所特製のボリューム満点のお弁当をいただきました

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 でーん!

一番おいしかったのは、香茸の炊き込みご飯。あまり知られていないですが、松茸と同じぐらいの高級品。香りがとっても良くて、ご飯との相性も抜群。

その他にも初物のウドや、特産のほうれん草、芦川独特の平たい干し大根など、地元の素材がふんだんに使ってあり、大満足でした!

 

お試し住宅&賃貸物件を見学

 腹ごしらえをしたら「お試し住宅」を見学。県外から笛吹市への移住を考えている方に向けて、市役所が貸し出している物件です。何を隠そう、私が所属する「移住定住担当」で整備した住宅です。

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4日間~30日間、無料で利用できるということもあり、ツアー参加者から「使ってみたい!」という声もありました。

興味のある方は市のホームページをご覧ください。

 

続いて現在借り手を募集している物件を見学。実は芦川は空き家が多いものの、さまざまな理由で売り物件や貸し物件を見つけるのが困難です。今回見せていただいた希少な物件は4部屋の平屋で、水回りも整備されている優良物件でした。お家賃は2万円ぐらいだそう(芦川はどの物件もだいたい2万円ぐらいらしい)。

芦川の物件は不動産屋さんのデータには載らないケースがほとんど。代わりに相談に乗ってくれるのが「芦川まちづくり実行委員会」です。物件紹介だけでなく、芦川への移住全般の相談も受け付けています。

 

最後に農家民宿でおやつ! 

次に向かったのは地元のおばあちゃんち。芦川での日常や、おばあちゃんが幼かった頃の芦川の様子をお話ししてくれました。

そして最後は6月頃オープン予定の農家民宿にお邪魔しました。ここのオーナーは芦川まちづくり実行委員会の事務局である山本さん。芦川の特産品であるこんにゃくと、手作りのおやつを振る舞ってくれました。花豆のケーキや焼きプリンなど、どれも美味しかったー!きっと農家民宿でも美味しい料理を楽しめると思います!

 

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そんなこんなで芦川の旅が終了。昔ながらのまちなみや暮らしが残る芦川は魅力が満載です。私が書いたせいで食べ物の話が多くなってしましましたが、古民家が好きなひとや歴史が好きな人、写真が好きな人などなどいろんな人が楽しめる場所です。そしてなにより、芦川の人はとっても温かいです。それが一番の魅力ではないでしょうか。

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ちなみにこのツアーの主催は「甲州旅工房abc」。山梨県甲州市周辺で地域密着型のツアーなどを開催しています。不動産部門もあるとのことで、田舎暮らしに興味がある方はぜひ!