いちごの子どもは太郎、次郎、三郎…?苗取りに挑戦
お盆ですね!笛吹市地域おこし協力隊の木村です。
今回は8月11日・12日に挑戦した「いちごの苗取り」をレポート!
市内の観光農園に潜入
お邪魔したのは、市内にある観光農園「石和いちご館青柳」。かつて歌手・鈴木亜美さんがいちご栽培にチャレンジしたこともある農園です。ここのいちご棚は胸ぐらいの高さにあり、土の代わりにヤシガラ(ココナッツの殻)を使っているので、とっても清潔・快適にいちご狩りが楽しめます。あと経営者であるご夫婦が超いい人です。
次のシーズンに向けた大切な作業「苗取り」
観光農園の営業期間は12月中旬頃から5月下旬頃まで。
シーズンオフの現在は、次のシーズンに向けて苗を準備しています。
今回の「苗取り」という作業は、春頃から育てた親苗から子苗を切り離す作業です。
さっそく育苗場であるビニールハウスへ突入
見て下さい!真夏の育苗場は緑のカーテン状態です!わっさわさ
拡大図で表すとこんな感じになっています。
親苗から、一つ目の子苗が生え、その下に2つ目の子苗が生え、その下に2つ目の子苗が生え…とドンドン伸びています。
ちなみに一つ目の子苗から「太郎」「次郎」「三郎」「四朗」と呼ぶそうです。なんだか情がわいてきますね。
今回の苗取りでは親苗と太郎さんを残して、次郎さん以下を切り離しました。
切り離した子苗は散髪…?
どの苗も元気いっぱいに伸びているので、苗同士が絡み合って大変です。
何とか切り離した苗は、余分な葉っぱなどを取り除いて整えます。
完成形はこれです。まるで散髪したて、さっぱり!
ずらりと並ぶ子苗たち
切り離した子苗は、電解水につけて殺菌されたのち、ポットに1株ずつ植えられます。
今回は2日間で約10,000株がポットに植えられました。ずら~っ
その後、子苗たちはしばらく育苗場で育てられ、やがて観光農園へと移植されます。
ちなみに今回の作業は農園で働くパートさんや、経営者のご家族が勢ぞろいして行われました。アットホームな雰囲気で楽しかったです♪