リスクヘッジでゆとりが生まれる?兼業農家という暮らし方
こんにちは。笛吹市地域おこし協力隊の木村です。
私は嫁いだのがきっかけで山梨にやってきました。
嫁ぎ先には桃やぶどうの畑があり、この時期は作業を手伝うこともしばしば。
今日も市役所への出勤前、朝5時からぶどうの摘粒(房についている粒の数を減らす作業)をやってきました。
実はこういうライフスタイルを送っている人って、市役所内でも多いそうです。
私は手伝いなので農家でも何でもないですが、兼業農家という生き方もありかな思いました。
「田舎に住んで農業やりたい!」という人は、農業一筋の暮らしはもちろん、色んなライフスタイルを視野に入れてもいいかなぁと思います。
心にゆとりが出来そう
兼業農家の最大のメリットはリスクヘッジじゃないでしょうか。特にフルーツ王国の山梨では。
野菜なら年に何度もチャレンジできますが、桃・ぶどうといったフルーツは年に1回しか収穫できません。その1度のチャンスで失敗してしまうと、その年の収入が無くなってしまう訳です。技術があっても、天候で不作になってしまうこともあります。
専業農家で生計を立てている方は、毎年かなり慎重に作業をしていると聞きます。しかし兼業農家だと、「今年はこういうやり方にしてみようかな」とか「新品種も植えてみようかな」とか失敗した時のリスクが低い分、色々試してみることができるようです。
その結果、効率が上がったり、収益が上がればよい循環が生まれそうです。
気分転換できる
兼業農家の暮らしを想像してみると、平日の朝に農作業して、昼間は違う仕事、週末どっぷり農作業みたいな感じです。
「働きづめじゃねーか!」という見方もありますが、一つのことを長く続けるのが苦手な私みたいな人は向いてそう。
農作物は売り先や売り方によって利益が全然違うといいます。もう一つの仕事から、売り方のヒントや商売に繋がる人脈が得られるとナイスですよね。
半農半Xという考え方も
兼業農家はどちらかというと、「農業の収入だけでは不安だから他の仕事もする」という色が強いです。一方、最近よく聞く半農半Xは「メインの仕事があるけど、生活の質をあげるために農業もやる 」という考え方のようです。農業を楽しんでやるという雰囲気があります。
「田舎暮らししたい!」という人の多くは、こういう暮らしをイメージしているのかな?と思います。
いろいろ書いてみましたが、農業一筋でやってきた地元の方々から「甘い!」と怒られそうですね。素人目線の夢物語かも知れません。すみません。
でもせっかく移住したなら楽しく農業したいよなぁ、と思って書きました。周囲に迷惑かけない程度に、自己責任で自由に暮らしたいですね。