山梨県笛吹市 地域おこし協力隊

笛吹市地域おこし協力隊の公式ブログです。運用方針(http://www.city.fuefuki.yamanashi.jp/shisei/info.php?id=1482)に従って運用します。笛吹市公式HP(https://www.city.fuefuki.yamanashi.jp/)

昼くそ暑いけど、夜涼しい。それが山梨の盆地

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笛吹市地域おこし協力隊、移住担当の木村です。

毎日毎日暑いですね。

全国どこでも暑いですが、山梨の暑さはトップクラスといいます。

確かに昼の日差しは厳しい。笛吹市は山梨の盆地にありますから、36度とかザラです。汗が止まりません。

 

そして市の特産である桃とかブドウの栽培は、夏場に作業量が多いので大変です。

昔ながらの農家さんだと、朝の日が昇らないうちに作業して、昼の一番暑い時は昼寝して、また夕方作業するのだとか。

 

移住を考える際、やはり天候は気になりますよね。

こんなくそ暑い笛吹市ですが、夜は涼しいです。夜に関しては東京にいる頃より快適に感じます。

あと季節を問わず天気がいい日が多いのがお気に入りです。

気のせいかも知れませんが、雨が降っても夜であることが多い気がします。

 

そんな感じの笛吹市の夏です。

ちなみに冬は雪こそ降らないけど寒いです…。

 

たかがジャム、されどジャム~桃ジャム再評価プロジェクト~

こんにちは。山梨県笛吹市地域おこし協力隊の木村です。

桃の生産量日本一を誇る笛吹市に、桃のシーズンがやってきました。

笛吹市の桃はめちゃくちゃ美味いです。近所から何気なく貰う桃が、都会のスーパーで買う桃より100倍ぐらい美味いです。みずみずしくて、味と香りと甘みが濃いんです。

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そんなめちゃ美味い桃ですが、ロスが出やすい果物でもあります。

私も収穫を手伝ったことがありますが、本当にデリケートです。

味は美味しいのに規格外のせいで、格安に取引される桃がたくさんあります。

だいたいジュースなどの加工品に使われるようです。

 

そして農家の方や直売所がつくる定番加工品は「ジャム、シロップ漬け」

前置き長くなりましたが、今回は定番中の定番「桃ジャム」について考えてみます。

 

店の隅っこに置かれがちな桃ジャム

 「果物の加工品=ジャム」というぐらいありきたりな商品・ジャム。直売所の主役はフレッシュな農産物なので、加工品のジャムは売り場の端の方にありがちです。お土産屋さんでも目新しさのないジャムは、売り場のセンターを張っていることが少ないように思います。

でもフレッシュな果実をたっぷり使った、本物のジャムは美味いです。笛吹市の桃は美味いのだから、間違いなく美味いジャムが作れます。

 

ジャムの再評価とジャム文化が広がれば…

 私も今までジャムを見ても「なんだジャムか」ぐらいでしたが、ジャムについて考えだすと、とても素晴らしい加工品だと気づきました。

果物そのものの味を長期間味わえる上、色んな食べ方ができる加工品。作り方も簡単。

フランスでは家庭でジャムをたくさん作って、毎食のいたる場面でジャムが登場するようです。

日本だと「気まぐれで買ったジャムが、数回使っただけで知らぬ間にカビてしまった…」みたいなことがありがちじゃないですか?(私だけ?)

もっとジャムを積極的に使って行きたいと思いました。

 

食べ比べ「桃ジャム」をPRツールに

 「桃」と一口に言っても、色んな種類があるのをご存じですか?私は笛吹市に移住するまで「白桃と黄桃」ぐらいの区別しか知りませんでした。というかあまり意識していませんでした。

桃は時期によって収穫できる品種が違います。桃の出始め時期は「はなよめ」、7月頃は「白鳳」という感じです。

時期が違うので、生のまま食べ比べすることは難しいですが、加工品にすれば味を比することができます。

もちろんシロップ漬けもよいですが、小瓶に入ったジャムがずらりと並んだ方がトキメキます。そして品種別ジャムを笛吹市の桃のPRツールに使えないかと考えています。

実際のところ、品種によって味に違いがあるのかよく分かりませんがとりあえず作ってみたいと思います。

第1弾で「はなよめ」のジャムを作りました。

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糖度は40度~50度ぐらいにしました。

世界各国では糖度60度のジャムが多いようですが、日本では甘さ控えめのほうが好まれます。有名な「アヲハタ55ジャム」の55は「糖度55度」に由来しているそうですが、現行のラインナップの中には糖度40度台の商品もあるそう。

「究極の砂糖控えめ= 砂糖不使用」と思って、「砂糖ゼロ桃ジャム」も作ってみたのですがやはり美味しくない。ちなみに糖度をはかってみたら20度ぐらいでした。

パッケージも重要だと思います

県内や市内では、既に桃を使ったジャムは色んな場所で販売されています。

でもパッケージが…。

素直すぎるというか、シンプルの方向性が違うというか、もう少し工夫できそうなものが多いです。

せっかく美味しいのだから、思わず手に取りたくなる美しいパッケージでおめかしして欲しいと思います。

私もお金があればプロのクリエイターに頼みたい(笑)

 

そんなこんなで、ちょこちょこジャムづくりを楽しみたいと思います!

リスクヘッジでゆとりが生まれる?兼業農家という暮らし方

こんにちは。笛吹市地域おこし協力隊の木村です。

私は嫁いだのがきっかけで山梨にやってきました。

嫁ぎ先には桃やぶどうの畑があり、この時期は作業を手伝うこともしばしば。

今日も市役所への出勤前、朝5時からぶどうの摘粒(房についている粒の数を減らす作業)をやってきました。

実はこういうライフスタイルを送っている人って、市役所内でも多いそうです。

私は手伝いなので農家でも何でもないですが、兼業農家という生き方もありかな思いました。

「田舎に住んで農業やりたい!」という人は、農業一筋の暮らしはもちろん、色んなライフスタイルを視野に入れてもいいかなぁと思います。

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心にゆとりが出来そう

 兼業農家の最大のメリットはリスクヘッジじゃないでしょうか。特にフルーツ王国の山梨では。

野菜なら年に何度もチャレンジできますが、桃・ぶどうといったフルーツは年に1回しか収穫できません。その1度のチャンスで失敗してしまうと、その年の収入が無くなってしまう訳です。技術があっても、天候で不作になってしまうこともあります。

専業農家で生計を立てている方は、毎年かなり慎重に作業をしていると聞きます。しかし兼業農家だと、「今年はこういうやり方にしてみようかな」とか「新品種も植えてみようかな」とか失敗した時のリスクが低い分、色々試してみることができるようです。

その結果、効率が上がったり、収益が上がればよい循環が生まれそうです。

 

気分転換できる

 兼業農家の暮らしを想像してみると、平日の朝に農作業して、昼間は違う仕事、週末どっぷり農作業みたいな感じです。

「働きづめじゃねーか!」という見方もありますが、一つのことを長く続けるのが苦手な私みたいな人は向いてそう。

農作物は売り先や売り方によって利益が全然違うといいます。もう一つの仕事から、売り方のヒントや商売に繋がる人脈が得られるとナイスですよね。

 

半農半Xという考え方も

兼業農家はどちらかというと、「農業の収入だけでは不安だから他の仕事もする」という色が強いです。一方、最近よく聞く半農半Xは「メインの仕事があるけど、生活の質をあげるために農業もやる 」という考え方のようです。農業を楽しんでやるという雰囲気があります。

「田舎暮らししたい!」という人の多くは、こういう暮らしをイメージしているのかな?と思います。 

 

いろいろ書いてみましたが、農業一筋でやってきた地元の方々から「甘い!」と怒られそうですね。素人目線の夢物語かも知れません。すみません。

でもせっかく移住したなら楽しく農業したいよなぁ、と思って書きました。周囲に迷惑かけない程度に、自己責任で自由に暮らしたいですね。

 

田舎のサラリーマンは「仕事圏」と「生活圏」が同じということ

こんにちは。笛吹市地域おこし協力隊の移住定住担当・木村です。

東京から山梨に引っ越して、1年半ぐらい経ちました。

今日は初心を思い出して、「仕事と暮らし」に関する山梨で戸惑ったことを書いてみたいと思います。

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※写真はイメージです。

 田舎では「仕事する場所」と「生活する場所」がほとんど同じ

東京に住んでいたころは、「渋谷区で仕事をして、中野区の家に帰る」という生活をしていました。

毎日会社で顔を合わせる人とは、予定を合わせない限りプライベートではほとんど遭遇しません。

しかし今は「笛吹市で仕事をして、笛吹市の家に帰る」という生活をしています。

周りの人たちも同じようなライフスタイルなので、「会社で会う人に、プライベートでも遭遇する」という状況が頻発するのです。

 

「昨日、○○で歩いていたよね?」とよく言われる

 仕事圏と生活圏が同じだと、会社の人から「あ、昨日駅前歩いていたよね?」みたいなことをよく言われます。都会より歩いている人が圧倒的に少ない田舎では、道路を歩いているだけで目立つようです(皆ほとんど車で移動するので)

利用するスーパーもみんな大体同じなので、買い物するだけでも気が抜けないような感じです。都会にはなかった感覚なので「なんだか、監視されているみたい」と、慣れるまで憂鬱な気分になることもありました。

社内恋愛でもしようものなら、即バレそうな環境です(笑)

 

裏を返せば見守ってくれる社会

 人が少ないので、自然と人間関係も濃くなる田舎。それゆえ他人に関心を持つ人が多いのではないでしょうか。

例えば、毎日同じ時間・同じ場所で見かける人が急にいなくなったら「あら、あの人何かあったのかしら」と心配してくれる人がきっといるはず。隣近所の顔も知らない中で暮らす東京より、万が一の時に安心できる社会なのかもしれません。

 

※おまけ※

通勤は非常に楽

 都心での通勤は、1時間ぐらいかかっている人がざらにいます。

なぜなら郊外の方が家賃や土地が安いからですね。

しかし田舎では、職場の近くで部屋を借りても、隣の町で部屋を借りてもあまり差はないです。それだったら職場の近くにします。

通勤時間は5分、10分の世界です。お昼休みには、一旦家に帰ってご飯を食べるという人もたくさんいます。

遠いところから通っても満員電車に乗るのではなく、マイカー通勤が主流。

そういう意味ではストレスフリーかも!?

田舎暮らしは草との闘い?

笛吹市地域おこし協力隊、移住担当の木村です。

春も終わりに近づき、日中は初夏のような陽気も多くなってきました。

桜や桃は花盛りを過ぎ、殺風景だったブドウ棚には新芽がちらほら出てきています。

 そして地面を見ると、いつの間にか草が生い茂っています…。

そう、田舎暮らしは草との闘い。これからが本番です!

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安易に庭付きの物件を借りると大変

 約1年半前、東京から笛吹市に引っ越すことが決まり、不動産屋さんで物件を探していた頃。

物件探しの条件は

・家賃が東京で借りていたアパートより安いこと

・ペット(犬か猫)を飼いたい

・家庭菜園がしたい(平屋で庭付き)

家賃をクリアする物件はいっぱい出てきたのですが、ペットと家庭菜園を両立できる物件はなかなか見つからず。迷った末、ペットを諦めて庭付きの一戸建てを借りることに決めました。

契約した時は冬だったのでスッキリした庭だったのですが、暖かくなるにつれワサワサと草が出現。手でむしるのでは追いつかなくなり、電動の草刈り機を買ってバリバリ刈った去年の夏の思い出です…。 

家庭菜園はどっちでもいいので、今は草から離れたい

肝心の家庭菜園ですが、最初はまあまあ楽しかった。

ゴーヤとかバジルとかシソとか簡単なやつばかり植えていたので、手をかけずともたくさん収穫できました。勢いに乗って違う作物に挑戦しようかな、と思ったのですが土を耕す作業が大変過ぎて断念。畑用の土地ではなかったので、石がめちゃめちゃ埋まっているんですよね…。私の場合、プランターで十分だ。

畑として使わなくなった今は、ただただ雑草が生える庭に。つい先日、今季初の草刈りをバリバリしてきました。

「もう庭付きの物件はいいや。今度はお庭のない物件に引っ越そう」というのが今の気持ちです。

 

もちろん、時間と気持ちに余裕のある方やマメな方、畑仕事が好きすぎる方は庭付き物件を楽しめると思います。私みたいに「せっかく田舎に住むんだから土でもいじってみようかなぁ~」とふんわりした気持ちだと大変な目に遭いますよ。

庭に生えたヤバいやつBEST3

雑草と一口に言えば簡単ですが、雑草にも色んな種類があり、名前もあります。

私が格闘してきた、特にやばい草を紹介します。

 

①恐らくアメリカオニアザミ

正確な名前は分からないのですが、とにかくトゲがえげつないやつ。軍手をつけていても掴んだら悶絶します。うっかり足に引っ掛けても「いてっ」となるやつです。

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②スギナ

手で抜いていた頃に一番うざかったやつ。スギナは根っこがやたら長くて、切れやすいです。根が長いことから「地獄草」とも言われているらしい。恐ろしや。

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ナガミヒナゲシ

最近道端でもよく見るやつ。可愛らしい見た目に反して、めちゃヤバいやつらしいです。繁殖力が強く(多いやつだと15万粒の種子を持つとか)、おまけに他の植物の生育を阻害する成分も出すヤバすぎるやつです。

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むしろ食べてみる?

草の悪口ばかり言っていますが、実は食べることもできるみたいです。スギナ茶とかありますもんね。

ただ無闇に食べるのだけはやめてください!「ニラだと思って食べたら水仙の葉で、病院に運ばれた」という食中毒事故もよく起きてますので。しっかり勉強する根気があれば食べてみるのもアリかもしれません。私はやりませんが。

 

田舎に住むと、きっと草が身近な存在になるはず。闘うのもいいけど、うまい付き合い方を見つけたいですね。

桃の未熟果を何とかして食べるプロジェクト始動

笛吹市地域おこし協力隊・移住担当の木村です。

新年度がスタートし、笛吹市地域おこし協力隊の新プロジェクトがひっそりスタートしました。

農業担当の八木隊員と共に、「桃の未熟果」を使った商品を開発中です。

 

日本一「桃の未熟果」が捨てられている笛吹市

 

桃の未熟果は、「若桃」「恋桃」などと呼ばれる緑の実です。見た目は青梅に似ています。

桃の実を大きくするために間引く「摘果」という作業があり、その時に恋桃が発生するのですが、市内ではほとんど捨てられているのが現状です。

しかし加工すれば美味しく食べられることができ、事実ほかの地域では既に商品化もされています。

桃の生産量日本一を誇る笛吹市なのに若桃の商品がない……それはもったいない!ということで開発を始めました。

とりあえず定番のシロップ漬けを作ってみたが…

既に商品化されているものを調べたところ、シロップ漬けを発見。ネット上には家庭用のレシピも掲載されていたので、とりあえず作ってみることに。

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これが試作品1号。

う~ん、色がかなり残念。本当はもっと鮮やかな緑色になるんですが…。

味はまぁ、惜しい感じ。

 

ということで100点満点中、10点ぐらいの完成度でした。

これから改良していきます!

 

 

 

グルメも充実!笛吹市芦川町を巡る旅に行ってきた

すっかり春ですね!笛吹市地域おこし協力隊・移住担当の木村です。

 

4月9日に行われたツアー「山梨で田舎暮らしを考えてみる旅~兜造りの里、春の芦川散策編~」に参加してきました。

これまで何度か訪れていましたが、このようなイベントとして芦川を見るのは初めて。その様子をざっくりレポートしてきます!

 

山梨で初めて路線バスに乗ってみた 

ツアーの集合場所は芦川町の農産物直売所「おごっそう家」。

車で行こうかなと思ったのですが、「そういえば山梨に来て路線バス乗ったことないなぁ…」と思い立ち、バスで行ってみました。石和温泉駅付近から乗ったのですが、乗っているとガンガン料金が上がっていき、最終的には800円ぐらい支払うことに。路線バスと思ってなめていた…。そして車がないと山梨暮らしはきつい…。

お天気はあいにくの雨で、標高が上がるにつれ霧が濃くなり、ハリーポッターにでてきそうな幻想的な世界でした。

 

"きんちゃん"に連れられて芦川探索

 集合場所には20名弱の参加者が。田舎や移住に興味のある方々が中心です。

そこから徒歩で芦川探索がスタートしました。案内役は芦川の名物ガイドさん"きんちゃん"。芦川特有の細くて坂になっている道を1時間ほど歩きました。

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 ↑芦川の塔婆について説明するきんちゃん

芦川では二股になっている塔婆を使う習慣があり、二股の部分は"あの世"と"この世"を表しているとか。

 

古民家で食べたゴボウが美味しかった

 休憩ポイントは古民家「藤原邸」。芦川の"藤原さん"が所有していた茅葺屋根の古民家を改修した建物で、現在はコミュニティスペースとして活用されています。

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中に入ると、地元の方がお茶を淹れてくれることも。この日は沢庵とゴボウのきんぴらも出してくれました!おばあちゃんが囲炉裏で作ってくれたきんぴら、優しい味で美味しかったです!

 

香茸の炊き込みご飯が絶品すぎ!

 藤原邸から少し歩いて、再びおごっそう家へ。お待ちかねのランチです!

直売所特製のボリューム満点のお弁当をいただきました

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 でーん!

一番おいしかったのは、香茸の炊き込みご飯。あまり知られていないですが、松茸と同じぐらいの高級品。香りがとっても良くて、ご飯との相性も抜群。

その他にも初物のウドや、特産のほうれん草、芦川独特の平たい干し大根など、地元の素材がふんだんに使ってあり、大満足でした!

 

お試し住宅&賃貸物件を見学

 腹ごしらえをしたら「お試し住宅」を見学。県外から笛吹市への移住を考えている方に向けて、市役所が貸し出している物件です。何を隠そう、私が所属する「移住定住担当」で整備した住宅です。

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4日間~30日間、無料で利用できるということもあり、ツアー参加者から「使ってみたい!」という声もありました。

興味のある方は市のホームページをご覧ください。

 

続いて現在借り手を募集している物件を見学。実は芦川は空き家が多いものの、さまざまな理由で売り物件や貸し物件を見つけるのが困難です。今回見せていただいた希少な物件は4部屋の平屋で、水回りも整備されている優良物件でした。お家賃は2万円ぐらいだそう(芦川はどの物件もだいたい2万円ぐらいらしい)。

芦川の物件は不動産屋さんのデータには載らないケースがほとんど。代わりに相談に乗ってくれるのが「芦川まちづくり実行委員会」です。物件紹介だけでなく、芦川への移住全般の相談も受け付けています。

 

最後に農家民宿でおやつ! 

次に向かったのは地元のおばあちゃんち。芦川での日常や、おばあちゃんが幼かった頃の芦川の様子をお話ししてくれました。

そして最後は6月頃オープン予定の農家民宿にお邪魔しました。ここのオーナーは芦川まちづくり実行委員会の事務局である山本さん。芦川の特産品であるこんにゃくと、手作りのおやつを振る舞ってくれました。花豆のケーキや焼きプリンなど、どれも美味しかったー!きっと農家民宿でも美味しい料理を楽しめると思います!

 

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そんなこんなで芦川の旅が終了。昔ながらのまちなみや暮らしが残る芦川は魅力が満載です。私が書いたせいで食べ物の話が多くなってしましましたが、古民家が好きなひとや歴史が好きな人、写真が好きな人などなどいろんな人が楽しめる場所です。そしてなにより、芦川の人はとっても温かいです。それが一番の魅力ではないでしょうか。

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ちなみにこのツアーの主催は「甲州旅工房abc」。山梨県甲州市周辺で地域密着型のツアーなどを開催しています。不動産部門もあるとのことで、田舎暮らしに興味がある方はぜひ!